過去ログ  創作メモ「ノラクの眠らぬ旅」その1

 創作メモ「ノラクの眠らぬ旅」その1

旧雑記帳のログです


拍手有難うございますー!(゚∀゚)


久しぶりに墨絵。

ノラクの生首は通算4度目。

描き過ぎだとは自覚しているけど多分この先も描きます。

だって、公式設定(?)で生首を描けるキャラがノラクしかいないんだもの…!



首を持っているキャラはセドといいます。

ノラクに不死の呪いをかけた張本人。

あくまで呪いをかけただけなので、この人が断頭したわけじゃないです。


正気と狂気の間を行ったり来たりしている魔法使いで、とっくの昔に人間辞めている。


正気でいる時は気ままに旅をする吟遊詩人。

度を超えた自由人だが悪意は無く、気さくな性格。

気まぐれに人を助ける事もある。


それなのに何もしなくても徐々に狂っていき、

呪いを振り撒き、天変地異を起こし、国を滅ぼしたりする厄災と化す。

一通り暴れた後は一旦長い眠りにつき、目を覚ますと元の気ままな吟遊詩人に戻っている。

以下くり返し。


正気に戻ると以前の記憶は一切無くなるので、自分が化け物である自覚が全く無い。


このセドを探し出しての暴走を止めるために世紀単位で頑張るのがノラクの物語です。




なお最終的に和解します。


自分を呪ったことについては全く怒っていないノラクはノラクで結構ぶっ飛んでいる。


ちなみに首だけになっても意識はあるし喋ります。

口閉じたままだし、いったいどこから声を出しているのか本人も分かっていない。





名前はまだ決まってない。

思い付きで描いたけど思いの外ハマってしまったので詳細をメモ書き。


・体が徐々に浸食し、人でなくなっていく呪いにかかった男

・それなのに自分から死ぬことはできない(どれだけ傷つけてもすぐに再生する)

・身体の老化も遅く、ノラクと出会った時点で400歳以上。

 ただしノラクの方がはるかに年上。

・以前は自分が死ぬ方法、もしくは呪いを解く方法を探すためにあらゆる呪術を研究していた。

・でももう諦めた

・今は呪術師として人々に恐れられたり、密かに仕事を依頼されたりしている。

・人里離れた森の奥の家に引き籠っている。基本的に人間嫌い。

・常にうすら笑いを浮かべて表情があまり変化しない。

・身寄りのないただの孤児かと思い、

 拾って来たノラクが不老不死だと知り、婚約を迫る。

・理由は「自分より絶対に先立たれることが無いから」

・ノラクは割とあっさり受け入れた

・“妻”に対しては意外と誠実。ノラクの要望には基本的に反対しない。

・ただし後ろ暗い仕事内容など、ノラクに反対されると予想されることは

 秘密、隠蔽癖がある(すぐにばれる

・夫婦仲は悪くなく、無事に最期を見届けるまで添い遂げた模様。





身長は約二倍。


「キャラを作る時はまずシルエットから」

って言葉をどこかで聞いたのでやってみた。

黒い影の柱が立っているような出で立ちに描きたいです。


ちなみに着ている服は呪術をかけた特別仕様で、

呪いで変異した身体を隠してくれるようになっています。

呪いを呪いで抑え込み、呪いで雁字搦め状態。


自分が化け物になっていくのに死ぬことはできず、

いつ尽きるかもわからない寿命が来るのを待つしかないという悪意の塊のような呪いなので、

「自分より先立たれない妻」って願いは本人にとって切実だったりします。






ソルタリウス

多碗をバランス良く描くのって難しいんだな…。

何気に初ジャンルです。


わさわさ生えている肢にはすべて指先と同じくらいの触覚があるが、

痛覚はほとんど無い。

ソルタリウスにとっても鬱陶しいことこの上ないので

ストレスたまった時たまにブチブチ引っこ抜いたりする。

抜いてもすぐに再生するので意味は無い。



クロワとオリヴァー


ソルタリウスの住む屋敷には数人の使用人がいる設定で行こうと思ったのですが、


人々に恐れられている呪術師で、

人間嫌いで捻くれ者で引き籠もりの、

異形の姿をしたソルの下で働いていける人…と考えたら


まあこうなるよね。(・ω・)


あまり癖が強すぎるキャラだと、ソルのインパクトが薄れるのが難しい所。



オリ-

屋敷の家事雑務全般を担当、ソルタリウスの助手や使者のような役もこなす。

頭部全て布で覆い隠しているが、普通に目も見えるし喋れる。

礼儀正しく、ソルタリウスに忠実。

ただノラクとソルの結婚話には一番困惑した。常識人ポジション。


当初あっさり結婚を了承したノラクを、裏があるのではと疑っていたが、

そのうち「打算があるわけじゃなく、ただのとんでもなく変わった人だ」と納得(?)した

特技は料理。


クロワ

主にノラクの身の回りのお世話を任されている。

その他はオリ-の手伝い。

顔半分が瘢痕で覆われていて、右目が失明状態。

また、声を出すことが出来ない。

当初は字の読み書きも出来なかったが、

ノラクに字を教えてもらい筆談するようになる。

そんな事もあってノラクにとても懐いた。



ソルタリウスは恐れられる一方で

大金か生贄を差し出せば不治の病でも治してくれるとか、

邪魔な誰かを呪い殺してくれるとか、

あること無いこと噂されており、色んな意味で切羽詰った人間が訪ねてきたりもします。




クロワはノラク大好きっ子です。

多分寝起きの場面。

ただしノラクは寝ていない。



ノラクの設定どこまで書いたっけ?

あれ?もしかしてちゃんと書いたこと一度も無い?

ということでノラク設定まとめ。

細かく書くとすっごくややこしいんだこれが。


・不死。死んでも復活する

・ただし復活までインターバル期間があり、その間は死体状態

・死体状態でも話せるし、死体の状態が良ければ多少は動ける(ゾンビみたいな感じで)

・死んでいても生きていても意識が途切れることが無い。つまり眠らない、眠れない。

・食事も必要ない

・でも疲れた時に寝る真似事をしたりする、食事も一応とろうと思えばとれる。

・基本的にすべての体質が変化しない。成長しない、髪も爪も伸びない。太りも痩せもしない。

 ただし髪を短く切ったりすると翌日には元の長さに戻っている。

 つまり、身体も精神も一定の状態を保ち続けていて、死んで復活するのも単に元の状態に戻っているだけ。

 おかげで精神状態も常に正気でいられるけど、逆に痛みや死の恐怖に慣れるということもない。

 一つだけ例外があり、記憶だけはリセットされずに、経験値は蓄積され続ける。

 むしろこれまで自分が目にしてきた物事すべてを絶対に忘れない


・この体質になったのは昔呪いを受けたから。元々は普通の人間だった。

・ただの人間だった頃から持っている力が二つある。

・ひとつは手で触れた部分の怪我や病を治す力、重症だと時間がかかる。

・もう一つは怪我や病を治すのではなく、自分のものとして丸ごと引き受ける力。

 こっちはどんなに瀕死の人間でも助かるが、代わりに自分が死ぬことになる。

 不死になる前はリスクのある力だったのに、今や死に瀕した沢山の人々を救うことが可能に!

 ノラクは地獄の苦しみだけど不死だから大丈夫!

 …という感じで、周囲の人間にばれるとロクな目に合わないので、大体黙っている。


ちなみに、ソルタリウスはこの力について良く思っておらず、絶対使うなと言っている。



ここまで書いていくと分かりますが、ノラクはもう「生き物」としての

範疇を軽く超えてしまっていて、神の存在に近いです。

そのせいかノラクは人の記憶に残りづらく、

はるか昔から存在しているのに歴史に名は残っていません。

知り合っても、縁の切れた人間はあっという間にノラクを忘れます。

逆に縁さえ切れていない間は憶えていて貰えます。友人、同僚、同居人、夫婦等、繋がりの形はなんでも良い。



ソルタリウスの呪いもかなりのハードモードだけど、ノラクのほうがはるかにヤバい。

でも実は、ノラクは不死になったこと自体を後悔したことは一度も無いのです。

それによって叶えられた望みが一つだけあるので。




いかん、ノラク抜きでソルタリウス単体を描くとホラーにしかならない。


ソルタリウスの体調は不安定で、快調の日の方が少ないです。

数日眠ったまま起きなかったり、逆に不眠になったり、人型を維持できなくなったり

たまに全身から黒い血が流れ出て止まらなくなったりする。


暫く待てば治まります。

でも体の変異が治り切らないときもある。

そうやって少しずつ人の形が失われていきます。




拍手有難うございます!!(∩´∀`)∩


ソルを描くときの自分ルール

・瞳はくっきりさせない

・唇の凹凸は描かない(切れ目のようなイメージ)

ちなみに目の色は一応、黒に近い藍色という設定(ほぼわからない)

これ、初めは頬杖ついてる所を描こうと思ったんですが、

手が大きすぎてどうしていいか分らなくなりました…。


個人的には凄く優しそうな顔に描けたと思っています。




『 あれの様子はどうだね。 』


「今の所、大人しくしています。反抗する素振りは見られませんが…。」


『 …なんだ。言ってみたまえ。 』


「はい…、僭越ながら申し上げますが、あれが本当に不死であるなら危険です。

あれ自身に脅威となる力が無かったとしても、情報を与えること自体がリスクになります。

旦那様の事を知られれば、どんな形で外に漏らすか分らない。

不死のあれを排除することが出来なければ、永遠に閉じ込めておくしかなくなります。

…そんな事態になる前に、むしろ早々に此処から追い出すべきではないかと。」


『 ・・・・・・・・・・・・。 』


「・・・・・・。申し訳ありません、出過ぎたことを申しました。


『 …いいや、オリヴァー、お前はやはり賢い。

欲で頭を腐らせた愚か者共とは違うようだ。

つくづく、お前を私の助手にしたのは正解だった。 』


「…! ありがとう、ございます。」

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※次の日、ノラクに結婚を申し込みます

ソルタリウスは基本生きた人間は信用しませんが、

オリーの事は助手にするだけあって評価してます。


最後のセリフも別に嫌味を言ったわけではなく、本心で褒めてます。

ただし「正しい判断だが私の求める答えではない」というだけ。



あと、文章で書き出しても伝わらないなーと思うのがソルの喋り方。

話しかけられた後、一旦間を置いてから、ゆっくりと喋りはじめる。

抑揚が無く、低く掠れた声というイメージです。



ソルタリウスの屋敷で働く「使用人」と呼ばれているもの。

およそ10体前後が屋敷で雑用などをこなしている。


ソルタリウスが人間の遺体に術を施して作った傀儡人形で、

術者の意のままに操ることが出来る。


自我は無く、意思疎通は出来ない。

そのため、判断力が要るような複雑な作業は出来ない。


五体満足で痛みもなく、若く健康体の素材で作るのが理想だが、

そんな遺体は滅多に手に入らないため、どこかしら欠損した個体が多い。

一体が壊れて使い物にならなくなった時は、まだ使える部位を他の個体に移植したりもする。


遺体の入手方法は、盗掘された遺体を買い取ったり、拾ったり、それ以外の方法で手に入れたり…。



ノラクも当初は「使用人」にされる予定でした。生き返っちゃたので中断したけど。


今までノラソルの中良しっぷりを中心に描いてましたが、

ソルタリウスのやべぇ側面も見せていきたい。

ノラクにとっては救い人ですが、善人ではないんですよね。




「ああ、今日は顔色が良いみたいだな。」


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墨の乾かしが足りなかったのか、ぼんやり墨が滲んでしまった…。


ソルタリウスがいつも来ている服は、異形の身体を隠す為の細工がしてあり、

身体を無理やり抑え込んでるので着心地は非常に悪いらしい。

結構無理して着ている。


全部隠しきると身体の負担が大きいので、多少気を緩めて背中の肢などは出しておいたりする。

外出する時はがっちり着込む。

寝る時は脱いで寝る。


ソルの睡眠事情についてはもう少し語りたいけど、

語る前にもう一枚絵を描きたい(・ω・)



そういえば今まで描いたノラクとソルの絵を見返して気付いたんですが、

ノラクのソルに対する行動が、

手を取る、マントの中に潜る、暇つぶしにソルの肢をいじる、手の甲にキス、顔に触れる、髪を触る…

意外にノラクの方が積極的にスキンシップ取ってるんですよねえ。


無遠慮にぺたぺた顔を触って、

「肌が青白いから寒そうだと思ったけど、触ったらちゃんと暖かくて安心した。」


と言った事もある。




ソルタリウスは全身を描く事が少なくて、

わりと曖昧にしていたところがたくさんあるので、ちゃんと描こうと思いました(遅い


左がほぼ人型。

腕だけ異様に長くて大きいですが、服と同じくそれを隠す為のグローブもあります。

付けるのは外出時ぐらい。


ソルは人間の足はすでに跡形も無くなってます。

だから人型の時でも、歩いているような雰囲気はあっても足は絶対に見えません。


右下の様に這って歩くような事は普段絶対にしませんが、

こっちの方が素早く動けます。獲物に襲い掛かるムカデのイメージで…。

よっぽどな逆鱗に触れなきゃ見れない姿です。

ノラクを誘拐した犯人だったら見られるかもしれない。




ソルの使う家具は全部特注品なんだろうなあ…と思って描きました。

巨大な椅子にノラクがちょこーんと座ってたら良いと思う( ˘ω˘ )


膝を曲げて座っているように見えますが、やはり足は見えない。






新しく買った和紙を試して撃沈_(:3」∠)_

紙の種類で描き味が全く違うのは水彩でも経験してますが、

和紙でもその洗礼を受けました…。

物凄く滲むのに塗った後の筆跡がくっきりムラになって残るよー( ;∀;)



ソルタリウスの睡眠事情。

まずベッドは当然ながら特大サイズですが、それでもはみ出る。


そして寝るとき布団は被りません。

身体が大きすぎるから、というのもありますが、

ソルが寒さや暑さを殆ど感じないから、というのが主な理由。


姿が変わっていくだけでなく、感覚を失っていくのもソルの呪いの特徴。

ちなみに味覚もかなり鈍くなっているため、食事は香りの良いものを好みます。

嗅覚と聴覚は人よりも鋭い方、今はまだ。



ノラクはソルのベッドで一緒に寝ます。こちらは掛布団有り。

実際にはノラクは眠ることが出来ない身体ですが、形だけ寝たふりをして付き合います。

ちゃんと寝間着にも着替える。

退屈ならと、本や暇をつぶす場所も用意されてますが、

ノラクによると体や精神を休めるという意味では寝たふりも無駄ではないし、

そういう時間は嫌いではない、とのこと。



ソルの体調によっては何日も眠らないことがあるので、

そんなときは夜が明けるまでを二人で話をして過ごしたりもする。



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